酸素を求める碧い魚

書いてみる。

出会うべくタイミングで出会えたなぁと思えた作品。

 

 前回の記事から1ヶ月ほど経ちました。何してん。

 この期間に何をしていたかというと、特にこれといったことはしていなかったです。本を読んでいなかったし、ストレッチや筋トレもお休みしていました。(最近また朝だけストレッチして、気が向いたら体動かし始めましたが!)

 ただ、絵を描きたいなと思って、絵は描いていました。

 それから、ハイキューの映画が公開されたけれど今は人が多いだろうし、もうしばらく落ち着いてから観に行こうかと思ったその日に、それならずっと気になっていたアニメを観ようかなという気分になったので『ギヴン』を観て、どハマりしていました。

 いろんな経験をして、今このタイミングで観たからこそどハマり出来た作品です。観ようと思った私ありがとう。今やってる映画、私が住んでるところだと3月15日にならないと観られないっていう。もう少し耐えようね。

 

 さて、近況はこんな感じで、本題に移ります。

 

 1月に購入した本、『さみしい夜にはペンを持て』。

 やっと読み終えました!ついさっき!読みたてほかほかの心情でこの記事を書いています。

 読後感が、とても良い。

 

 文章の書き方を知りたくて、本屋さんでコーナーが作られていて、魅力的な海の青の表紙に惹かれて手に取った1冊ですが、何度でも読み返したくなる本でした。

 少なくとも私は、日記の書き方に慣れるまではこの本を開くだろうし、慣れた後、日記だったり、文章が書けなくなってしまった時に、またこの本を開くと思います。

 

 この本を読んで、日記を書くことで、自分と向き合えることを知りました。

 自己分析とは違う本当の自分が、書き続けることで見えてくる。

 家族といる時の私、友人といる時の私、職場にいる時の私、ひとりでいる時の私、全部違って、ちぐはぐで、どれが本当の自分だろうと考えることがあります。全部自分なんですけど、周りから見た自分の印象が、自分で思っている印象とあまりにもかけ離れているので、ちょっとそれに耐えきれなくなるんですよね。

 ひとりだとクソ陰キャなのに、人前では印象の良い人間でいるために陽キャの仮面を被っちゃって精神保つのたいへ〜ん!そんでみんな私の演技に騙されてくれてて余計しんど〜!みたいなのが。

 自分探しの旅はあるなぁと思うけれど、旅に出たところで本当の自分なんて見つけられないよなぁとも思っていて、そんな時に、あぁ、なんだ。こんなところに自分を見つけるヒントがあるじゃんって、『日記を書くこと』がストンと心に落ちてきました。

 

 ストンと腑に落ちれたのも、多分私が、昔から書くことが好きで、今でも書き続けているからだと思えば、これもまた、『ギヴン』にハマったのと同じように、出会うべくタイミングで出会えたから気づけたことだと思います。

 

 そういうわけで、ちまちまと読み進めていた本を、ひとまず1冊読むことができたのであと2冊。といっても、本来1日で読めるような本なので、もう大事に大事に読んでいくことはしないで読める時に一気に読もうと思います。

 なぜなら毎日本を読む時間を作ったところで習慣化できないことが分かったし、ひとつが崩れたら他のことも崩れてしまうタイプなので!じゃあまた読めたら書きに来まーす!じゃ!

 

P.S.

 『ギヴン』の話をしても良いなら、この作品は言葉を大切にしている作品です。全体的な話としては音楽が軸なんですけれど、登場人物の繊細な心情の動きが丁寧で、なんと言いましょうか、切なさもあるけれど、温もりも確かにそこにあります。

 ジャンルがボーイズラブになりますが、致してる描写は割愛されてますし、この作品はそういう描写よりも登場人物たちの人生の方を十分に見せてくれているので気になった方はぜひ。純粋にバンドしてるのカッケェし愛が真っ直ぐだしマンガは画力に殴られるし、アニメは音楽に殴られて気持ちが良いです。ぜひ。